こんにちは!
ライターの八杉です!
最近はやりのヒゲ脱毛に通っているのですが、口がちぎれるほど痛いです、、
京橋クリニックで施術してくれるお姉さんもかなりアグレッシブな気がします。土地柄でしょうか、、、
~閑話休題~
本日はHOUGETSU ベトナムの社長である長谷川さんのインタビューをお届けします!八杉、文字起こし頑張りました。
たくさん面白いお話が聞けたので、ぜひご覧ください!!!
八杉(以下:八)本日はよろしくお願いいたします!
長谷川(以下:長) HOUGETSU VIETNAMで社長をしております 、長谷川です!よろしくお願いします。
これまでの経歴を教えてください
長:最初、新卒時代やな。上場企業の建築資材のメーカーに就職しました。その後、転職で老舗の秤のメーカーに入社。そこからご縁があって抱月に入社したっていう流れやね。
ちょっと面白いのが、僕は大学時代も十何社か内定貰ってて、1社目にいてる時もとある企業からうちにこないかと声をかけてもらったんよね。
八:ええ!無双してますね(笑)
長:そうそう。面接という面接をちゃんと受けてなくて、 そのヘッドハンティングしてくれた新しい会社に入社を決めて、入るまでに1ヶ月あったんで、ちょっと面接したいなと思って、ちょっと気になってた会社に面接に行ったんよね。
それで、面接に行ったところがめちゃくちゃ良い人がいて、ヘッドハンティングしてもらった会社ではなく、たまたま面接に行った会社に転職をしたんよね。給料はめっちゃ低かったけど(笑)
八:そんなことがあったんですね!おもしろい経歴ですよね。その2社目の決め手はなんやったんですか?
長:やっぱり人の雰囲気やね。面接をしてくれた人なんやけど、人だけその人の口説き方がすごくて。当時、その会社が大阪営業所を立ち上げたばっかりで、5年後のときに売り上げが何億で、10年後に売上が10億いきたいんだと。
僕の面接なはずですけど、30分の中に25分ぐらいずっとその人が喋って、26分目に10億いくために君が必要だって口説かれて、
八:すごい熱いですね(笑)
長:それで入社を決めったって感じやな。そのあと一応3分ぐらいで自分の説明もしたよ(笑)
八:なんかちょっと大久保社長の面接と似てるような、、、(笑)
長:めちゃくちゃ似てると思う!―人の口説き方がにてるね。
八:そこは何年ぐらいいらっしゃったんすか。
長:あんま覚えてないけども、10年ぐらいかな、アバウトですけど。
八:その10年の中でベトナムに勤務したり、日本で勤務したりとかそういうことがあったってことですね。
長:はい。
八:新卒時代、いろんな会社さんから内定もらったって言っておられたんですけど、「働くこと」にその時から興味があったということですか?
長:いろんな会社の話を聞きたいっていうのがあったね。面接というか説明会とか行ってその流れで面接とか当時あったんですよ。自分らのとき氷河期でしたよね。
そんな中でも採用していただいて、よく自分も採用の方に回るんですけど、学生に何を求めるかって言ったら、勉強なのか、それともバイトなのか、部活なのか、何でもいいんですよね。
とりあえず何かを一生懸命やったと。その一生懸命やったことをどう説明できるかってことが大切で。僕は部活で一生懸命活動したんで、そういうところで採用していただいたのかなって今思えば、ていうとこですね。
八:ちなみに部活って何されていたんですか。
長:ゴルフですね。
八:なるほど。今も昔も自分の売り方ってそんなに大きく変わってないってことですね。
長:そうですね。全然変わってない。
八:やっぱり学生の子って売りだせることってしれてる思うんですよ。何かの長やってようが、何かの大会優勝しようが、珍しいことやってようが、結局何かに一生懸命打ち込んだっていう経験が、採用する側から光って見えますよね。
長:間違いないね
八:でもその中で就職氷河期やったっていうのもあると思うんですけど、売り出し方が上手だったってことですよね。
長:いやいやそう思わなくて、自分がやってきたことがおもろかったんでしょうね。1年生でゴルフを始めて、そっから怪我をして、そっからちょっと荒れたときもありましたけど(笑)
でも、次にやろうと思ったのがマネジメントで、部員をどう教育した伸びるのかっていうことを考えるようになったね。
3年生でキャプテンで主将にならしていただいて、環境を整えようと思って。学校にバンカーだとか、グリーンだとかを整備し、学長とかに直談判して、投資してくれる企業さんとか集めたりして。
八::行動力が凄い(笑)でも当時から才能じゃないですけど人を動かすってことは得意やったんですか。
長:人を動かうというよりは、人のために何かしたいという思いがあったね。僕の大好きな言葉で利他心っていうのがあって、その利他心っていうのは父親から学んだことで、それをもうずっとせなあかんっていう刷り込みがされてたので、そのためにどう動くか。
人が喜ぶことが僕の一番の幸せであって、それをどうするかっていうことを常に考えてましたね。
八:だから軸の部分の「利他心」っていうのが変わってないってことですよね。
長:人が何か喜ぶって、笑うってめっちゃいいやん。だから、今日も打ち合わせ一緒に行きましたけど(この日八杉は長谷川さんと同行しました。)、全然仕事の話しないよね。(笑) ずっとアイスブレイク(笑)
八:「利他心」がキーワードになると思うんですけど、1社目から2社目。2社目から抱月に入社した理由があれば教えてください。
長:1社目から2社目のところの理由としては、面接をしてくれた所長の考え方がすごくたら面白くてそこに乗っかりたいと思ったのは確か。そして所長が、自分の方ことを評価してくれて、それに応えたいって思ったのが理由かな。
八:会社自体の考え方も素敵だと思ったんですか??
長:いや、それはもう完全に人ですね。本社も行ったことないし。
八:それで言うと抱月に来られたのもやっぱ人の要素が大きいですか?
長:確かにそうやね。一つは、元々抱月に入る前もベトナムにいて、高度成長だったりとか、ドラスティックな成長の中にいたいっていうのがあって、引き続きベトナム置いてもらって、長としていろんなことができるっていうのはあった。
ただ、当時は抱月ベトナムの前社長にお誘いをいただいて、イエスと言いながらも大丈夫かなと思ってました。でも、抱月本社に来て大久保社長に会ったときに、これや!!と思いましてね。
八:元々、抱月工業との出会いっていうのはどのタイミングやったんですか。
長:1個前の会社、秤のメーカーで、やはりのは鉄を使うんですね。鉄の購入をしてました。抱月工業はサプライヤー、だったんですね。
そこで知り合って、仲良くなって山本さん(当時のベトナム抱月社長)とゴルフばっかり行ってましたね(笑)
交流をさせていただいたりしながら仲を深めてて、会社を辞めて僕は日本に帰りますよっていうタイミングで、ベトナム抱月で社長をやってないかと。その後トントン拍子で、次日本に帰るとき交野の本社に来てくださいと。そんで、大久保社長から話をしましょうと言われましたね。
八:だから元々の入り口は大久保社長から誘われたわけではなくってことですね。
長:そうそうそうそうそう。秤のメーカーのベトナム工場とベトナム抱月と取引があったところからやね。
八:ベトナム抱月で社長をやってみないか、とお話をもらったときに、迷いはなかったんですか??
長:その時点で速攻を決めたわけではなくて、一度お話いろいろ聞きたいですっていう話をして、日本で帰ってきて、大久保社長に会って決めた。その場でよろしくお願いしますって言った(笑)
給料下がるけどいいの??って言われたね(笑)面白いことをやりたいっていうのがあったね。
ベトナム抱月の魅力を教えてください
長:人のポテンシャルが高い。これは間違いない。
八:それは何で感じますか??
長:いやまずは感覚とか感じ方よね。Tinさんしかりオフィスのメンバーしかり現場のメンバーしかり。むちゃくちゃポテンシャルが高かった。
八:能力的な話ですか??
長:能力的にというよりもみんな前向きかな。
ただポテンシャルは高かったけど、最初モチベーションはそこまで高くなかった。でも活かし方っていうか、自分が何をすればいいのかっていうのは、もしかしたらそこまで社員のみんなはわかってなかったかもしれない。
今も疑心暗鬼なところもあるかもしれないけども、みな自分はここやなっていうのが少しずつ見えてきたんよね。
八:それはモチベーション低いけど、仕事やからやってる。でも秘めてるものがたくさんあったってことですね。
長:そうそう。
八:それ何を見て感じたんですか?
長:入社してすぐのころ。様子を見ながら、みんなをつつきながらやってて。結局経営資源の人、モノ、金の中で一番重要なのは人で、そこでみんながどんな感覚を持っているのか、考えを持っているのかっていうヒアリングをしてました。
いろんな質問したり、、、例えば今の自分履歴書を書いてみてもらって、それをPRしてもらったりとか。
八:前向きなところとか、何か国民性もありますよね。
長:そうやねみんな前向きやね。
やっぱり文化はやっぱり圧倒的に違うからね。例えばご飯食べて爪楊枝とか普通に下に捨てたりしてたり、ティッシュとか下に捨てたりしてたんですけど、ビールの缶とかも下に捨てたりしてたりするんですね。
でも彼らにとってはそれが当たり前で、それが文化で。
日本でいうと、自分たちの机の上に置いたり、エビの尻尾が机の上に置いてありそうやん。でも、彼らからするとそれは汚いんだって。
やっぱり当たり前ですけど文化が違う。それはもう自分はベトナムで働かせていただいてるんで、その文化に入り込むっていうのが重要かな。
八:最初、馴染むの大変じゃなかったですか?
いやそうでもなかったかな。僕は例えば男性女性ねあと、ゴルフのときもそうでしたが、カナダ人の方がおったりしてたけど、カナダ人、日本人ってい区分けをしない。当然ベトナム人日本人って言う区分けも全くしない。
人として付き合うし、人として評価するし、人としていろんな質問するんで、それでジャッジしていくだけなんで。そういう世界にも入り込みやすかったのかも。
tinさん(以前ブログでも紹介した抱月ベトナムの工場長)って日本人以上に日本人やったりするしね。
八:いやそれめっちゃ言いますよね。(笑)
長:ほんとほんと。(笑) あのベトナムのメーカーの車買おうぜって言ったら、いや、トヨタがいいっていうの(笑)トヨタは壊れないから安心ですって。
八:なんかもう感覚的なとこもめっちゃ日本人に近いんですよね??
長:そう。整理整頓好きやし。ロジック的なところはもう日本人やね。10年日本にいてましたもんね。日本人というか抱月って感じやね。
社長業の大変さを教えてください
長:大変なことはないです。本当にありがたい話だけの話。
僕は社長であっても従業員であっても、製品仕上げをする子であっても、総務であっても、それは役割の違いだけなんで。もちろん重責は重責ですよ。でも責任取ることが自分の役割だし。
八:社長業って一口に言っても大きい会社や小さい会社から、業界によっても社長もされてる仕事の分担って全然違うと思うんですが。今されている業務の中でどういうことに取り組んでるか教えていただきたいです。
長:そうやね~。一番は、前のときもそうですけど、みんなが楽しく仕事できる環境を整える、それが一番やね。
だから自分が前に出すぎたら、みんな気使うし。暑そうな環境のところはちょっと動かして風を通してみたり。具体的いうとそんなところかな。楽しく仕事したいやん。
八:お話聞いてて、これが長谷川さんが取り組んでることで、なんか一番の武器なんやろな、と思いました。
多分社長っていろんな特性の人がいて、数字に強い人もいれば、もうめちゃくちゃカリスマな人もいれば、モチベーションやエンゲージメント上げるのが上手な人とか、、、
それぞれ武器があって、一長一短あると思うんですけど、長谷川さん的にはこういう人にフォーカスしてみんなの能力が三倍四倍になって、生産性が上がるような環境を整えたりだとかっていうのが得意ってことですね。
長:まあそういうことになるね。
八:理想の社長像みたいなものがあれば教えてほしいです。
長:大久保社長って言わなあかくない??(笑)
いや、でも忖度なしでそう思うよ。
大久保社長こそ人にフォーカスしてるからね。本当に人が大事なことを理解してるよね。どんなカリスマ社長でも支援できる範囲って限られてる。ではなくて、やりたい人できる人にそこをやってもらうっていう。
適材適所ってことやな。おもろいなって思ってくれるところにいてもらう。
八:今までで一番大きな失敗を教えてください。
長:ベトナムにいくことを嫁さんに相談しなかったこと(笑)大失態。めちゃくちゃ怒られました。
八:アジアやしギリセーフじゃないですか?(笑)
長:そいうことにしとく(笑)
八:お子さんいらっしゃるんですか?
長:娘が1人いるよ。今12歳。めっちゃかわいいっ。めっちゃかわいいけど相手にしてくれへん。(笑)
八:でもやっぱり一緒にいてる時間は短いですよね。
長:短いね。基本2D(ビデオ通話)でしか会えへんからね。
八:結構連絡取りますか?
長:毎日は取れへんかな。通信簿のときとか、1ヶ月に何回かぐらいかな。
八:でも今コロナっていうのもありますが、あんまり帰国されてるイメージないですよね。
長:そうやね。結構ベトナムとかで駐在してる人も聞くと、2年半家族と会ってないとか全然ある。自分も1年半ぶりに帰ってきたぐらいなので。
八:1年に1回ぐらいは行き来するもんかなと思ったけどそんなことないんですね。
長:やっぱりコロナやからっていうのが大きいね。抱月の中では1年2回、帰れる機会をいただける。オフィシャルでお金出していただけるので。
十年後の抱月ベトナムが目指す姿があれば教えてください。
長:10年後には今以上にみんな楽しく楽しく仕事してると思う。
ありえないぐらい楽しいっていうくらい(笑) あれやりたい、これやりたいで仕事の取り合いしてるみたいな。
八:ベトナムで働きたいっている抱月の社員も増えそうな気がします。
長:そうやね。ベトナムに来て、実際に見たらわかる世界もいっぱいあると思う。
例えば、ベトナムをまだまだ貧しい国やと思ってる人がいるけど、全然そんなことないよ。実際僕が日本に帰ってきたときに思ったのが、日本のコンビニとか、お昼のランチとかめちゃ安いなって思ったぐらい。
八:ベトナムって今物価どうなんですか??
長:どんどん上がってると思います。
八:多分一昔前のベトナム旅行は安いっていうような感覚とちょっと変わってきてるってことですね。
長:ベトナムで1000円で日本食のランチとかたべられへん。ええとこ行きすぎちゃうかって言われちゃいそうやけど(笑)
ローカルでも具体的に言うと、フーティウていう麺が2万ドン100円、当時ね。今8万ぐらい。4倍ぐらいなんですよ。それぐらいの違いがある。
八:8年前と比べてですか?
長:そうそう。
見たらパワー感じると思う。ベトナムに降り立った瞬間すんごいパワーやなぁと。
八:活気があるって感じですか?
長:すごい活気ある。日本やと電車乗ったらみんなゾンビみたいな感じやん。街中見てても下向いて歩いてるかスマホばっかり触ってるし。ベトナムはあっちこっちでみんなが喋りながら話してて、楽しんでいる雰囲気がある
八:いやぁ日本も昔はそうやったんですかね。
長:かつて高度成長期の時はそうだったと思うよ。
八:何か暗いニュースが多いですもんね、、、なんか新聞とかも煽るわけじゃないですけど世の中のことを知れば知るほど、気持ちが下に向いちゃうような感じがしますよね、、、
給料上がってないけどどんどん税金増えているとか、、、なんかどによりした気分になります(笑)
長:まぁ言い換えれば給料上がってないけど物価も上がってないし、いいじゃんと思うけど、ベトナムは物価も上がるし、給料も上げざるをえない。
オーストラリアなんてワーカーさんとか年収1000万円あるみたい。そのうちワーキングホリデーとかで、みんなオーストラリアにいくんちゃうかなって。日本人も研修生みたいに、って思っちゃう。
八:特定技能で日本に来る時代はもう終わるかもしれないですね。
長:もう研修制度はもう終わってるし、特定技能はまだね給料いいと思いますけどね。ベトナム国内で働いて給料10万円か日本で研修生できて給料10万円か。それやったら、家族と友達と近いところで10万円稼ぐかってなるよね。やっぱり物価は言っても日本の方が高いし。それじゃ研修制度じゃ来ないですね。
人を見るポイントを教えてください。
八:長谷川さんは面接とかもされると思いますし、採用する側に回ることも多いと思います。もちろん日本からベトナムに行きたいって人もこれから出てくると思うんですけど、どういうポイントで人を見てますか?
長:一生懸命やったこときくかなぁ。よく失敗したこととか聞いてしまいがちやけど、そうじゃなくて一生懸命自信持って何かやったことを聞く。
例えば子育て本当に一生懸命頑張りましたとかね。めちゃくちゃすごいことやと思うし。当たり前のことって当たり前じゃなくて、当たり前のことこそ評価せなあかんと思ってるから、一生懸命本当に何をしたかっていうのを聞くかな。
八:一生懸命やった事の中からその人の人柄を判断するということですか?
長:人柄も出ると思う。どういう人となりなのかは分かると思う。
八:あのこないだ林先生の初耳学で森岡毅さんご存知ですか?USJをV字回復させた方なんですけど。
長:知ってる、知ってる。マーケティングの方よね。
八:その方がおっしゃってたんですが、今一生懸命やった経験がない子がめっちゃ増えてるらしく、コロナもあって一生懸命打ち込める環境がなくって、ある種言い訳ですけどそれも理解できるなぁと思って。
長:本当にやった一生懸命やった人と、やったと思い込んでる人とやっぱり話す内容が違うよね。
八:どう違うんですか??
長:鮮明度が違うね、話の内容を想像したときに解像度が高いっていう。話の上手い下手ではなくて、こんな頑張ったんやみたいなことが絵になる感じ。こっちがイメージしちゃうという感じです。
そういう意味でやったかやってないかってすぐわかります。
あと、自分投資してる子かな。例えば、簿記勉強してるとか、そういう子は成長するよね。
八:投資するのもそうですし、投資し続けるのも難しいですね。
長:そうやね、でもやり続けると本人にとって当たり前になってたりするよね。
八:うちの新人たちがもうすごい勢いでベトナム語を勉強してるんですよ。
長:すごいよね。
八:5時半に起きて6時にマック行って、朝1時間2時間ちゃんとベトナム勉強してからおはようございますって出勤してくるんです。昼もねベトナムの寮でべとねむの子たちとお昼食べてるんです。すごいなぁと思います。
若手に期待することってありますか
いっぱいあるよ!やっぱり楽しく仕事をしてほしい。そうすればおのずと成長するからさ。
楽しいと思うことからスタートかな。だから自分で小さい目標でもいいのでこれをやってやろうって、それを成功してやろうっておもってほしいかな。それが大体新人って方向とかやり方間違ってたりするんやけど、でもその間違ったっていう経験がすごく重要で、何でもトライやね。
これは無理かなぁとか、こういう要素があるからやりたくないなとか、考えるだけで全然やらない人よりも、とりあえずやってみて、これがいけんちゃうか、と思ったことを突き進む人と、成長度は全然違う。
八:ある種楽しくチャレンジしてほしいとってことですね。
長:うん、失敗してほしい。いっぱい(笑)
八:でも結構難かったりもしますよね。学校と社会って違うなって思ってて、やっぱり日本人がチャレンジすることにハードルを抱えてる人が多いと思います。
僕もそうですけど、失敗しないような育てられ方をして、社会に来てから失敗するんだ!トライアンドエラーだ!っていうのを結構ギャップを感じる子も少なくない気がします。
長:若い頃こそ怒られてなんぼやし、お客さんに怒られて自分も経験したし。出禁を食らったりとか(笑)
それでも怒ってくれたお客さんが飲みに行くぞって。何が悪かったかわかるか?みたいなそんな感じも結構あったんで。それで、勉強させてもらったってこともあるので。
八:ある意味でも情に厚いですよね。怒ってくれるってことは期待値があるってことやから。
もう駄目な人は無視されちゃいますよね。
長:無視される。もう次から呼んでもらえない。
八:ってことは怒られることは、期待してもらってるってことですね。
長:若手には期待してます。楽しく仕事をしてほしいし、たくさん失敗も経験してほしい。
八:楽しく仕事をするっていうことが結構重要なキーワードとして出てきてると思うんですけど、多分利他心は今まで生きてきた中で、親御さんから教育の一環として、と受け継いだと思うんですけど、楽しく働くっていうのをめちゃくちゃ意識し始めたのはいつからですか?
長:いやそれこそ大学のときかな。自分が怪我して部活ができなかった時の経験が大きいね。
それは利他心にも繋がるんですが、例えばFXで成功してお金持ちになりました。それやと、お金持ちになった人って1人よね。じゃなくて、何か自分が起点で、みんなが儲かるような仕事をしたとか、楽しくなった、とかが周りで5人いれば、それができたら5倍になるよね。
だからそういう考えで、自分一人のの限界って1しかないけど、相手を楽しくしたり、相手を相手と一緒にみんなで楽しくできたり、世の中に価値を提供できたり、お客さんも含めてできるとそれが何倍にもなる。
結局はその利他心利他心と言いながら言いながら、結局自分も充実してるっていうことね。結局与えたら、与えてもらってる側になってたりとか。
おこがましいけども、みんなが喜んでる顔を見て、自分が一番喜んでるっていう(笑) まあそれが利他心かもしれないね。
八:大学のときにもその哲学が自分の中で何となくあったってことですか?
長:あったあった。この人うまくなったなぁとか、みんな嫌いだけどバンカー設置したらみんな上手くなったとか、すごい楽しいと思ってた。
ブログでやってほしい企画とかってありますか
社員紹介のやつは面白いね。
あとベトナムの子のインタビューしてほしい!
八:それいいですね!
長:ティンさんはインタビューしてもらったけど、それ以外の社員とかアシスタントの方も含めて、それはもう日本語通じない子でもいいと思うよ。
社長はうるさいです楽しくないでって言われちゃうかもやけど(笑)
八:でも、それを社員が言えちゃう環境素敵じゃないですか(笑)
長:俺はその時は笑うけど多分めっちゃへこむと思う(笑)
休日の過ごし方を教えてください
長:お客さんと一緒にゴルフかな。ゴルフか掃除。言い過ぎかな(笑)
八:結構アクティブな方ですか?
長:基本的にはじっとはしてない。休日になったらリゾート地行ったりするね。電車だったりバス乗ったりして、3日とか連休あったら、大体リゾート地に行く。
八:ベトナムもリゾート地ありますもんね。
長:めちゃくちゃある。社員旅行とかでもベトナム国内のリゾート地に行ったりするよ。
しかも、バスででいける。1000円ぐらいで。ほんで、五つ星のホテルが1万円ぐらい。
八:いいですね。羨ましい~
長:そこは、いな。五つ星の中でもいろいろあって10何万とかいうのもあるから。
リゾート地とかで、休日は本読んでる。
八:なんて幸せな(笑) ベトナムに行けたら是非案内してください!
ハマっていることとか趣味を教えてください
長:ゴルフ。あと本ですね。読書すること。いろんな人の考えが知りたい。
八:最近、名著やなと思ったものありますか?多分何冊かに1回びびっとくるものがあると思うんですけど。
長:最近じゃないけど、稲森さんの本は好きかな。生き方って本とか好きかな。
八:やっぱバイブルですか。
長:そうやね。内容を読んでそうありたいなぁと思える本。
大久保社長はよ本出さへんかな(笑) 何で書くかな。
八:でもやっぱちゃんと本読んでる人って、僕の実感ですけどやっぱ人に厚みがあって魅力的な印象がありますね。なんとなくですけど。
結構でも稲森さんも結構スピリチュアルなことも少なくないですよね?
長:スピリチュアルな部分もあるけども、コアの考え方は、結局そうなっていくんだなと思いながら。
利他心っていう言葉自体が仏教の言葉からですね。突き詰めたらそうなるのかなっておもうこともある。
八:確かに、いろんな物事をどんどん深堀すると、哲学っぽくなってきますよね。
長:それが、正しいのかどうか、煙たがられる部分もあるやろうけども、考え方は面白い。
八:結局のところ自分として何を信じるか何を信念にするかみたいなとこもありますよね。
最後に何か一言あれば
長:そうですね、本当にみんな楽しく仕事をしましょうっていうと、大型投資今回ありましたけど、これは絶対5ヶ年計画と10か年計画の中で生きてくることなので、もっと楽しく仕事できるための投資なんで、それを活かしましょう。
早く木津川工場みたいね。カフェみたいなんできるんよね?負けじとベトナムの新工場もバーカウンター作ったよ。
八:いいですねーー!!
長:また、ベトナムにぜひ来てください(笑)
八:ありがとうございました!!!!