おまたせしました、後編
皆さまいかがお過ごしでしょうか。社長インタビュー後編です!
前編は平住のまわりでは長かったというお声が多かったです。
うまく削れなくてすみません…読んでください( ´∀` )
後編は抱月工業という会社について語っていただいております。ではどうぞ!
社長インタビュー後編
抱月工業の魅力
八:社長が思う抱月の魅力は何ですか。
大:そら、変化することじゃないかな。どんどん変化してるやん。その変化もいい方向に向かいつつあると思ってんねん。で今ね、どんどん若い人の新しい力、血が入ってきてるので、多分ここ数年で一気に変わると思うで抱月は。だからそういうのを認めてもらえたらな。
八:いい方向にどんどん変化していく。
大:そうそう。
八:例えばどんな変化が起こると思いますか。
大:いや、だから新工場はすごいこと起こるんちゃうかと思ってんねんけどな。 世の中から注目されるような。で、本社はちょっと時間かかるなと思ってるねんな。でもま、新工場に影響されつつ、 ここも変わるし、ここの、例えば建屋も建て替えたいねんな。そうすると、箱が変わると働く意識も変わるんちゃうかって思ったりすんねんな。
八:環境がね。
大:そうそう。ただ今ちょっとここは場所的にもいっぱいだけど、いずれもうちょっと土地が広く買えたときに、環境も変えられるんちゃうかなと。
八:その変化というのはもう想像もつかないような。こんなこと起きるんや!っていうことが。
大:そうそう。
抱月工業の未来
八:抱月の未来像について。抱月をどうしていきたいですか。
大:まさにヒルトップさんみたいな感じやな。みんながあの、生き生きとワクワクとドキドキ、それを合言葉に、そんな会社にしなあかんよな。
八:具体的にこうなったら思ってたことが達成できたなっていうポイントがあれば
大:一つはやっぱ社員が笑顔で働いてることちゃう。まずそこやな。でそれを見てお客さんが、抱月おもしろそうやから何かちょっとお仕事をお願いしようと。あとは地域未来に貢献できることやな。
井上(以下、井):具体的に何年までにとかって
大:一応学生には10年って言ってる。でもその10年が来年になっちゃう(笑)
新工場がまず第一弾やな。あれがすごい画期的やと思うんよな。
「職人」について
八:今採用とかで学生の子たちがどんどん入ってきてると思うんですけど、やっぱり結構事務所の中の人間が多いと思うんです。やっぱり現場ってまだまだ3Kと呼ばれる、きつい、きたない、キケンみたいなふうに言われる中で、現場の人の入社してからのキャリアで考えられてることありますか?
大:いや、そこまでは絵描けてないな。キャリアについてはよく…正しいかどうかは別として、僕の考え方は職人を作らないようにしようとした。一時的に。なぜ職人を作らないかっていうと、ほんまにあったことなんだけど、ある機械をある人がずっと30年間やってて、俺は30年間ずっとこのやり方でやってるっていうことを自慢してんな。
いや、ちょっとまってじゃあ30年間ほんなら成長してないんですねってことやん。裏を返せば。その人にそれしかやらせへんかったら、ずっとその人同じ繰り返しやねん。やし、その人がずっと居るから他の人できへんわけやん。
ということはその人が何か例えば病気とかあったとき困るやん。それに生産性も上がらへんから、僕は頭の固い職人を作りたくないと言ってる。
んでまず多能工化やったんだけど。多能工化もやっぱり3年ではなかなか一人前になられへんっていうのはもうこれは結果として出てきているんやけど。ただゆくゆくどういうことが起こるかっていうと、まだ10年ぐらいかかるけど、これからの時代は現場に人が働く時代じゃなくてロボットが働く時代やねん。自動化やねん。ちゅうことは職人がいらん時代が来るねん。だから本当の職人は人じゃなくって、ロボットを操作する人が職人。プログラマーが職人になる時代が来る、って思ってるねん。で、今そのための理系を入れてるわけ。
八:なるほど、オペレーターとして。
大:そうそう、それをシステムインテグレータっていうけど、これからの時代は、ロボットを動かす人が職人になる時代なんで、自動化になるにはそれが絶対必要だからというので今そっちに力入れてるのは事実やね。
八:やっぱ結構最近の学生って、ここで最初に現場の人間として入りましたとなったときに、自分はどういう道を歩いていくんだろうっていうのを多分意識して就活する子ってきっと増えていると思っていてて
大:例えば20年間ずっとこれやり続けろって言われたらテンション下がると思うねん。そういう意味でも多能工化っていいと思うし。でもやっぱり改善ちゃうかな。改善して頭を使ったり生産性上がることをする、変化することはやっぱり自分の成長に繋がるから、モチベーション上がるんで。このブレーキの職人になるっていうことってほんまにそれってモチベーション上がるかって、あがらへんと思うんだけど。
八:そういう1本の道というよりかはその与えられた仕事に対してどう改善したらいいかとか、
大:変化したりアイディアを出したり知恵を出していって、その成長することに対してはモチベーション上がるけど、この仕事のスペシャリストになれって言われたって、永遠とやるわけやん。10年も20年も。俺それでモチベーション上がるかなと思うんやけどな。いやそれがいいって言う人もおるけど、僕あんまりそれは好きじゃないな。
八:社長だったらその改善したりとか、
大:とか違う職種に動かしたりとかいろんなことを体験させて、場合によっては営業やらしたりとかさ、出荷やらしたりとかっていう変化を与えた方がいいんちゃうかなって思う。まぁ人によってな、性格があるからあれやけど。
八:そうですね新しいこと楽しいと思う人もいれば
大:嫌って人もおる。
八:もうこのままでよかったのにと。
大:でもそれって、それをやると成長しないから、結局悪循環になる可能性もある。やっぱ、やっぱ生産性上げていかないと、どんどん苦しくなっていくからね。
【新卒向け】抱月に向いている人って?
八:ちょっと新卒向けにも情報何かしら発信できたらなと思うんですけど、抱月に向いてる人ってどんな人やと思いますか。
大:抱月に向いてる人?やっぱ主体性ある人ちゃうかな。何でもチャレンジする人やな。
八:やし、そういう人が欲しいってことですよね。
大:そうそうそう。そうじゃないともう多分ついてこれないんじゃない。だから安定と言う人も嫌やな。安定て言う人もいるけど。
八:来た仕事をそのままこなすのって誰でもできるし。コンピューターがしてしまうし。自分から手を挙げてなんでもやって。
大:そうそうそう。
八:何でもいいんですか。
大:だって。平住さんだってそうやん。元々建築しとったのに鉄切ってるし。基本的には人がよかったら、多分どういう学科であっても、たぶん僕は活躍すると。だからあの、ヒルトップさんでもそうやろ。あそこ芸大の人もおるやん。そういう感じやん。人やん。僕は大事なんは人やと思ってる。
八:なかなか難しいですけどね。結構突飛なこと言うのは勇気いるじゃないですか。
大:そうかな。僕だって将来淡路島とか沖縄に事務所欲しいなとか思うもんな。
八:淡路島営業所
大:どうしたら行けるか悩んでるもんな、沖縄にどうやったら事務所をって。
八:沖縄いいですね。社員旅行、沖縄とか。
大:楽しいだけじゃなくてそれをどうやってビジネスに繋げるか、そう考えるのが面白いねん。
八:いろんなことを紐づけて
大:だってテレワークが実際できると証明してんから、それは別に家だろうが沖縄だろうが一緒ちゃうの。製造業はちょっと難しいけど、それだってアウトソーシングしたらいいんちゃう。ベトナムに発注するのに交野市におる必要ないやん。沖縄でもいいわけやん。
八:海が見える離島の営業所
大:今回地方の子採ったやん。彼らに言ってるのは、もし、九州東北に帰りたかったら帰っていいって言ってるねん、そのときに帰ったときにそこに事務所作ったらええって言う話やねん。ほんまそうやねん。
八:(ベトナムの)ティンさんとかその例ですよね
大:ティンはそうやな。あれはそう、まさに成功例やな。すごいな。
大:ベトナムの情勢を見て作ったわけじゃないんですよね。
大:ちゃうちゃうちゃう。あれ、反対されたからな。行くのな。
八:そうなんですか。
大:それがいまは絶好調やしな。
人を見るポイント
八:新卒の面接で見ているポイントは。
大:人柄。
八:人柄。人柄の中でも、なんかこういうところとか。
大:この人と一緒に働きたいなと思えることやな。やっぱりね、こういう組織で一番駄目なのは、相手に思いやりのない人やな。和を乱す人。
八:この人と一緒に働きたいと思うポイントって思いやりとか以外に何かあったりします?
大:えっと、自分と違うことを発言する人やな
八:何か自分と違う要素が。
大:この子おもろいなーってなるな。同じ意見やと面白くないやん。
八:例えばなんですけど、多分去年とかもう80人ぐらい学生とあってると思うんですけど、この子ちょっと違う要素あって面白いなと思ったところは
大:思考回路が違う人やな。また違う視点で意見して。でも八杉くんもそうやで。僕と全然違うとこ見てんねん面接。僕の意見と八杉くんの意見、全く違うとこ見てんねん。
八:確かに。
大:どうやったって聞いときに全然違ういいところを言うねん。俺と見てるとこ全然ちゃうわと思って。それは面白いなと。
若手メンバーへ
八:抱月の若手のメンバーたくさんいると思うんですけど、平均年齢も下がってて、30代って言われてる
大:30前半ちゃうかな今な。
八:若手のメンバーに期待してることはなんですか。
大:期待してること。それを言っちゃうと古参の人期待してないみたいに聞こえるな(笑)
まぁ今の若い人にはあれちゃう、前から言ってるけど今パラダイムシフトって今までの常識が非常識なるんで、違和感感じたら、どんどん変化していったらいいんちゃう。さっき言ったみたいに今まで30年間これでずっとやってたからやり続けなあかんってことなくて、おかしいものはおかしいって思って発言して壊していいんちゃう。
八:いろんなものを常識をぶっ壊してほしいと。
大:そうそうそう。
ブログでしてほしい企画
八:ブログでやってほしい企画はありますか。
大:あまりそういうのSNSとか詳しくないからわからへんけど、一個人としては例えば僕はもっとオープンにしてもいいかなと思ってて。
例えば会議をやってるところとか、改善しましたとか、本来こう、人に教えたくないうちの技術とかあるやん、あんなんをオープンにしてもいいと思ってるねん。どんどん。
八:その理由は
大:ええやん別に。だってうちはそれよりもっとどんどん進歩してるねんから。ほんでそれ見て、ライバル会社が儲かってくれたらそれでええやん。独り占めするより、もうオープンにしたらええんちゃう。
井:まねされるような企業になりたいですね。まねされるイコールいいなって思われてるっていうことやから。
大:そうやね。皆からすごいなってね。だから本来は普通の会社で隠すようなこともうちはどんどん出してくし。いいんちゃう、内部事情も(笑)。僕はええと思うんやけどな将来は。
いかがでしたか?
インタビュー記事は以上です!
長かったですね!!!読んでくださってありがとうございました😊
抱月工業のことや社長のことを少し知って貰えたでしょうか。
次のインタビュー企画も考え中…? またお楽しみに~!